発毛治療の全て~AGAはもちろん!その他の脱毛症の治療法も解説!~

発毛治療

現在、男性の薄毛の約9割はAGAだと言われており、薄毛と言えばAGAを思い浮かべる人も増えてきています。

しかし、残りの1割については認知度も低く、なかなか検索しても出てこないため参考にできる情報が少ない状況にあります。

もしも、薄毛の原因がAGAではなくその1割だった場合、どのように治療したらよいのか不安になりますよね。。。

そこで今回は、AGA以外の脱毛症にも焦点を当ててみました。

この記事では、様々な脱毛症の原因や治療法、そして発毛までの期間や、個人でできる対策についてなどもご紹介します。

1.脱毛症と個人でできる改善方法

今回は主な脱毛症である以下の6つをご紹介します。

  • AGA(男性型脱毛症)
  • 脂漏性脱毛症
  • 粃糠(ひこう)性脱毛症
  • 牽引性脱毛症
  • びまん性脱毛症
  • 円形脱毛症

AGA(男性型脱毛症)

この症状の原因は男性ホルモンが「5αリダクターゼ」と呼ばれる酵素の影響を受け、強力な男性ホルモンになってしまうことで抜け毛が引き起こされ、発症します。

冒頭でも説明しましたが、薄毛の約9割はこのAGAで、治療法としては治療薬での治療が一般的ですが、その他にも様々な方法があります。

AGAについてはこちらの記事で詳しく説明していますので、参考にしてみてください。
AGAによる薄毛の原因と対策の総まとめ

脂漏性脱毛症

原因

脂漏性脱毛症とは、脂性のフケが毛穴に詰まることで、髪の毛の成長を妨げ、炎症を起こす脂漏性皮膚炎というのが原因で頭皮環境が悪くなり、脱毛するのが脂漏性脱毛症です。

例えば、ドラッグストアなどで市販されているようなシャンプーの強すぎる洗浄力によって地肌に必要な皮脂まで取り過ぎてしまい、地肌が乾燥を防ぐために余計に皮脂を分泌した結果、フケがべたついてしまうという原因が考えられます。

改善方法

頭皮の炎症や皮脂の過剰分泌を抑えることで脱毛症も改善します。

ですので、シャンプーの仕方にこだわったり、洗浄力の強すぎず刺激性のあまりないシャンプーを選んだり、食生活の改善適度な運動など、生活の改善が必要になってきます。

おすすめのシャンプーとしては「コラージュフルフル」というシャンプーです。

これはフケ予防に効果が期待できるシャンプーで、これを3週間程度使ってみて改善効果が出ない場合は別の原因が考えられます。

それと同時に育毛剤を併用することで、発毛も期待できる事でしょう。

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粃糠(ひこう)性脱毛症

原因

脂漏性脱毛症と同じくフケが毛穴に詰まるというものですが、脂漏性との違いは、脂漏性は脂性のフケが原因に対して、粃糠(ひこう)性は乾燥したフケが原因となります。

脂性のフケは、頭皮が皮脂を過剰に分泌した結果、フケがべとつくというものですが、粃糠(ひこう)性の原因である乾燥したフケは、雪のように細かく落ちてくるもので、パラパラとした細かいフケのことです。

改善方法

脂漏性と同じくシャンプーにこだわることと、洗髪の仕方生活習慣の改善が必要になってきます。

また、コラージュフルフルシャンプー以外の、シャンプー選びの基準はこちらの記事でご紹介していますので参考にしてみてください。
育毛シャンプーでAGA対策は出来ない!本当の効果とは?

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牽引性脱毛症

原因

牽引性脱毛症とは、分け目や結び目が薄毛になり、地肌が目立ってしまうような脱毛症状のことです。

これは女性の方が多く発症する傾向にありますが、ポニーテールのような髪を後ろに強く引っ張るような髪型をし続けると、頭皮の毛細血管が血行不良を起こし、髪の毛に栄養が行き渡らなくなります。

その結果、髪が抜け落ちやすくなるという脱毛症になります。

改善方法

頭皮マッサージで血行を良くし、育毛サプリメントで栄養素をしっかり摂取することになります。

症状の進行具合によるので一概にはいえませんが、およそ1年~2年くらいで髪質が変わっていき改善すると思われます。

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びまん性脱毛症

原因

びまん性脱毛症とは、髪の毛全体の密度が減っていき、髪がスカスカになりボリュームが落ちてしまうため、全体的に地肌が目立ってしまう脱毛症のことです。

これは女性版AGAと同じ病気だと認識している人も多く、その認識でも問題はないほど女性に多い脱毛症で、原因としては加齢によるところが大きいですが、それ以外にもストレス食生活の乱れなども要因の一つとしてあげられます。

改善方法

治療法としては、食生活の改善、そしてストレスの緩和などになります。

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円形脱毛症

原因

円形脱毛症の症状は、男女関係なく突然、頭皮に1cm~3cmくらいの脱毛が生じる症状です。

原因はストレスだと思われがちですが、その因果関係ははっきりと確認されてはいません。

しかし、ストレスがきっかけで発症することが多く、まったく無関係ではないだろうと言われています。

改善方法

自分でできる改善方法としては、ストレス解消バランスの良い食事良質な睡眠などがあげられますが、脱毛を改善できないケースもあります。

しっかりと治療できる方法として、ステロイド剤を注射する方法や、治療薬による治療などが有効です。

必ずというわけではありませんが、この脱毛症の治療では保険が適用されることが多いので、ステロイド注射の場合高くても1回3,000円くらいで済むようです。

ストレス緩和なども心がけた方が良いとは思いますが、上記で説明した通りストレスがどのくらい関係しているのかはまだ解明されてはいないので、これに対しては効果をあまり期待しない方が良いでしょう。

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2.発毛までの期間

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どの脱毛症でもそうですが、発毛治療には即効性はなく、発毛治療を行い実際に効果を実感するまでは平均で約6ヶ月~1年ほどの時間がかかります

これはヘアサイクルというものが関係しており、髪の毛一本一本にはそれぞれ発毛から脱毛までの決まった周期があり、この周期を正していくと強く太い髪の毛を取り戻すことができます。

正しいヘアサイクル

ただ、ヘアサイクルを整えるためには期間が必要で、弱い髪の毛が抜けた後、しっかり発毛し強い髪の毛が生えるための期間が、上記でご説明した約6ヶ月~1年なのです。

ヘアサイクルに関しての詳細はこちらの記事でご紹介していますので、興味があれば読んでみてください。
ヘアサイクルの乱れとAGAは関係あるの?ヘアサイクルを整える方法

3.医療機関による発毛治療

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1章では自分でできる改善方法をご紹介しましたが、ここでは医療機関で行う発毛治療についてご紹介します。

脱毛症を医療機関で治療する場合は、一般病院の皮膚科に行くか、AGA治療専門のクリニックで治療をすることができます。

脂漏性脱毛症

脂漏性脱毛症は炎症によって引き起こされている場合が多いので、炎症を鎮めるためにステロイド剤の塗り薬を使用するケースが多いです。

また、ケトコナゾールシャンプーを使い、頭皮の真菌の繁殖を抑えて皮膚炎を治療するケースもあります。

粃糠(ひこう)性脱毛症

粃糠(ひこう)性脱毛症の場合も、ステロイド薬を塗ることによる治療が一般的です。

しかし、粃糠(ひこう)性の場合はそれだけでなく、自己免疫力を高めることも大切なので、ビタミン剤を併せて服用する場合もあります。

牽引性脱毛症

牽引性の場合は、レーザー治療発毛成分を頭皮に注射する治療法自毛植毛などがあります。

この脱毛症は内服薬では治療できないので、まずは引っ張らない髪型にし、頭皮マッサージ栄養サプリメントでしっかり髪の毛に栄養を与え、それでもなかなか生えてこない場合に、医師の診察を受けた方が良いでしょう。

びまん性脱毛症

医療機関でパントガールという薬剤を使用した投薬治療HARG療法という頭皮注射による治療が主流です。

パントガールは、パントテン酸カルシウムやシスチン、ケラチン、ビタミンB群など髪の毛の成長に良い成分を配合したびまん性脱毛症のための内服薬です。

円形脱毛症

日本皮膚科学会が2010年に発表した「日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン」によって推奨されている評価を受けた治療法が2つあります。

  • ステロイド局注
  • 局所免疫療法

ステロイド局注とは、ステロイド剤を薄毛の気になる部分に直接注射する治療法です。

局所免疫療法とは、薄毛の気になるところをわざとかぶれさせ、自己免疫力を正すという治療法で、多発型、全頭型、汎発型など様々な種類の症状に対して第一選択肢として行うべき治療法とされています。

ちなみに、局所免疫療法はSADBE療法とも呼ばれ、強烈刺激性を持つ化学物質であるSADBEの濃度を調節したものを塗ることからこの名前でも呼ばれています。

~円形脱毛症の種類とは~

円形脱毛症には種類があり、代表的な物をいくつかご紹介します。

  • 単発型
    最も多く見られるタイプがこの単発型で、突然一つだけ円形または楕円形に脱毛するものです。
  • 多発型
    円形脱毛が2つ以上発生するタイプで、この2つが結合し大きくなる場合もあります(多発融合型)
  • 全頭型
    円形脱毛が頭部全体に広がり、最終的に髪の毛が完全に脱毛してしまうタイプです。
  • 汎発型
    全頭型よりも症状が進行し、髪の毛のみならず、眉毛やまつげ、体毛など全身の毛が抜けてしまうタイプで円形脱毛症の中でも一番重い症状になります。

4.増毛と植毛

増毛と植毛は、どの脱毛症でも有効な治療法になります。

増毛

増毛とは、自分の髪の毛に人工毛を結び付けたり、あらかじめ人工毛が付いたシートを頭皮に接着させて髪の毛を増やしていく方法です。

費用としては、1本が大体50円くらいで、3000本増毛すると150,000円くらいになります。

安価ではありますが、月に1回の定期メンテナンスが必要になり、それは1本あたり大体10円~20円くらいです。

1本を仮に15円だとして3000本の1カ月のメンテナンス料金は45,000円となり、一年では540,000円くらいにもなります。

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もっと詳しいことはこちらを参考にしてみてください。
薄毛もすぐにフサフサに!?TVCMでも有名な増毛とは

植毛

植毛とは、自分の毛髪や人工毛を、薄毛と感じる部分の頭皮に移植する外科手術のことです。

主に行われているのは自毛植毛手術という、薄毛になりにくい後頭部や側頭部にある毛根を包む組織(イラストの紫の部分)ごと、薄毛が気になる部分に移植する方法です。

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3000本の植毛をしようとすると、基本的に100万円は確実に超えてくるような値段になってきます。

しかし、その後のメンテナンスなどは必要ないので、長い目で見れば、増毛よりも安くなっています。

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植毛に関してはこちらでもっと詳しく紹介していますのでご覧ください。
治療後はずっとフサフサに!?植毛のメリットやデメリットとは

5.共通してできる対策

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脱毛症の種類に関わらず、頭皮環境を改善することは非常に重要で、改善するためにできる事としては以下の3点があります。

  • 生活習慣の改善
  • ストレスの緩和
  • マッサージ

脱毛症のフローとしては「血行不良」というポイントを通過することがとても多いので、上記の3つ以外にも血行を促進するために施策を行うと効果が期待できるかもしれません。

生活習慣の改善とストレスについての詳細はこちらの記事にて詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
生活習慣でホルモンバランスが崩れる5つの要因と整える方法
男性必見!ホルモンバランスがストレスで崩れる要因と解決方法

6.まとめ

いかがでしょうか。

発毛というのは時間がかかるもので、それに対してモチベーションを保つのも大変だとは思います。

しかし、生活習慣の改善など、「発毛」という観点でなくてもやった方が良いこともありますので、できれば楽しみつつ、発毛治療をしていけると良いと思います。