はげにまつわる様々な病気とは?8つの脱毛症と治療法まとめ

はげにまつわる様々な病気とは?

現在、日本の薄毛のほぼ大半の人がAGAを発症しています。

脱毛症自体は病気ではありませんが、薄毛を引き起こす原因が病気の場合もあります。

そこで今回ははげと病気についてまとめてみました。

AGAをはじめとした代表的な薄毛の原因や、その改善をするために行うべき対策方法についてご紹介します。

1.はげは内臓の病気の可能性あり? 

身体の症状には、身体の内側の不調を知らせてくれるサインがありますが、抜け毛も内臓や身体の内側、特に血液関係からくる病気の場合があります。

個人差はありますが、抜け毛が増えたときは下記の病気を疑ってみましょう。

薄毛からわかる内臓の病気の可能性

心臓の病気

頭頂部が薄くなる原因の一つに、毛細血管の血液の流れが悪くなることがあげられます。

この現象が心臓の周りで起きてしまう可能性があるので、頭頂部のはげは心臓関係の病気のリスクが上がると言われています。

もしも頭頂部がはげている場合でしたら、医師の診察を受けると同時に、普段の生活を見直してみましょう。

参考URL: https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/149311

糖尿病 

糖尿病になってしまうと血液の中に糖が過剰に流れてしまい、どろどろになってしまうことがありますが、そうなると毛細血管で流れる血液も流れにくくなります。

髪の毛の周りは毛細血管なので、栄養が行き届きにくくなり、髪の毛の栄養失調で毛が細くなっていき、抜けてしまうのです。

ちなみに完全な糖尿病ではなく、血糖値が若干高くなってきた境界型糖尿病である場合が多いようなので、一度病院の診断を受けることをおすすめします。

参考URL:https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/149311

高血圧症 

糖尿病では血液がどろどろになってしまうと言いましたが、血液がどろどろになってしまうと高血圧症になっている可能性もあります。

もしも抜け毛が突然増えたのと同時に、耳鳴りがやまなかったり頭が痛かったりした場合は高血圧症の可能性があります。

メタボリック症候群 

メタボリック症候群は太ってしまう症状なのですが、太ってくると血液がどろどろになり、血行不良に陥ります。

糖尿病と同じで、毛細血管の血がながれにくくなってしまい、髪の毛に栄養が行き届かなくなり、結果、髪の毛の栄養失調につながってしまいます。

その他の主なはげとは? 

主なはげの症状として挙げられるものが3つあり、抜け毛が増えたときは基本的に下記の症状のどれかに当てはまります。

代表的な3つの薄毛症状

これらのどれもが脱毛症ではありますが、病気ではありません。

ここからは代表的な3つのはげのパターンを中心に、その薄毛症状の特徴、原因、対策方法などをご紹介します。

ちなみにこれ以外にも実際にある病気として、円形脱毛症のような世間でも良く知られている病気のはげのパターンもあります。

2.男性型脱毛症(AGA) 

軽度のAGAの人まで含めると、成人男性の3人に1人はAGAと言われるほど多い脱毛症です。

ただ、AGAは病気ではないので治療には保険も適用されませんので、月に1万円程度の治療費はかかってくることになりますが、AGA治療専門のクリニックを受診すれば、症状が改善する可能性は高いです。

AGAの症状 

AGAかどうかを見分ける特徴として、薄毛が進行する部位が限定されていることがあげられます。

具体的に言うと、おでこの生え際頭頂部などが薄毛になっている人は、AGAが原因の可能性が非常に高いです。

AGAの詳しいパターンについてはこちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください。
「初期症状に気付いてる?AGAの3つのタイプと進行パターン」

AGAの原因 

AGAの原因は強力な男性ホルモン、DHT(ジヒドロテストステロン)によるものです。

このDHTは通常の男性ホルモンであるテストステロンが変化したものになります。

テストステロンは加齢の影響などで徐々に減少していきますが、これに伴い男性の身体は男性ホルモンの量を補うために強力な男性ホルモンを生成するのですが、それがDHTになります。

DHTが毛根部分に到達すると、脱毛シグナルが発信され、これによってどんどん髪の毛が抜けていくのがAGAの薄毛症状になります。

AGAの原因

AGAの治療法 

AGAの治療法として主軸となっている成分として、「フィナステリド」「ミノキシジル」という2つの成分があります。

「抜け毛を防ぐ」フィナステリド

フィナステリドには脱毛を抑制する効果があります。

AGAを発症させるDHTの発生を阻害する効果があり、DHTの生成量が減少するので脱毛を抑制することができます。

フィナステリドは6ヶ月程度、継続して服用することで効果が出ると言われており、AGA治療専門のクリニックではまず初めに処方されます。

フィナステリドの効果

フィナステリドについての詳細は下記記事を参考にしてみて下さい。
「プロペシアの主成分フィナステリドの効果と副作用」

「髪の毛を生やす」ミノキシジル 

フィナステリドは抜け毛防ぐという効果なのに対し、ミノキシジルは髪の毛を成長させて薄毛をカバーする効果があります。

ミノキシジルにはリキッドタイプタブレットタイプのものがあり、より発毛効果が高いのはタブレットタイプのミノキシジルになります。

AGA治療専門のクリニックではタブレットタイプを処方されますが、ドラッグストアや薬局などではリキッドタイプが販売されています。

市販で売られている商品では唯一、「リアップ」シリーズだけがミノキシジルを配合している発毛剤となります。

ミノキシジルの効果

ミノキシジルについての詳細はこちらの記事を参考にしてみてください。
「AGAでも髪が生えてくる!ミノキシジルタブレットの効果と副作用」

その他の治療法は? 

その他の治療法としては「薬による治療」という方法に限れば、この2つ以外に厚生労働省に認められているものはありません。

医薬部外品として認可されている!という育毛剤をたまに見ますが、あれは「医薬部外品」としての販売許可がされているだけであって、「発毛効果」が厚生労働省から認められているわけではないので注意が必要です。

ちなみに男性ホルモンがDHTに変化してしまうまでに、様々な原因が重なって起きるのですが、下記のようなものがあり、どれもホルモンに関係してくる内容なので、身体に負荷をかけ過ぎないようにしましょう。

不可をかけるもの

3.若年性脱毛症(若はげ) 

はげというと中年の方がなるようなイメージはありますが、場合によっては10代や20代の方も薄毛になってしまいます。

このような若者に生じる薄毛症状のことを「若年性脱毛症」、通称「若はげ」と呼んでいます。

若年性脱毛症はAGAが関係している? 

一般的に若年性脱毛症はAGAが原因になって発生すると考えられています。

実は、通常の男性ホルモン、テストステロンはストレスを感じるとその分泌量が減少することが分かっています。

若い人であっても過度なストレスを抱えている日常を送っていれば、テストステロンが減少してしまい、体内で強力な男性ホルモンDHTが生成される可能性は十分に考えられます。

早期から対策していきましょう 

AGAは薄毛症状が進行すればするほど、薄毛症状を改善させるまでの期間も長くなっていきます。

一般的に若年性脱毛症であれば、AGAを発症してまだ間もない段階であると考えられますので、その分すぐに進行を食い止めることができる可能性があります。

AGA治療専門のクリニックを受診するのは抵抗があるかもしれませんが、すぐに改善する可能性が高いからこそ、クリニックを受診してもらいたいです。

4.びまん性脱毛症(FAGA) 

薄毛は男性特有の症状というイメージはありますが、女性でも年齢を重ねていくと髪の毛が薄くなっていくことがあります。

女性の薄毛の特徴は男性のように生え際や頭頂部と言った特定の部位に薄毛症状が集中してあらわれるのではなく、全体的に髪の毛が薄くなっていくというところにあります。

このような女性の薄毛は「びまん性脱毛症」と呼ばれています。

全体的に髪の毛が薄くなっていくという症状は男性にも表れることはありますが、基本的には女性に多い症状です。

びまん性脱毛症と密接な関係がある5つの要因 

AGAと違い、びまん性脱毛症の原因は一つではありません。

びまん性脱毛症を引き起こす原因には、下記の5つが要因だと言われています。

びまん性脱毛症を引き起こす5つの要因

この5つの要因のうちヘアケア以外の4つは、女性ホルモンと密接な関係があり、女性ホルモンの乱れによってびまん性脱毛症は起こると言われています。

びまん性脱毛症は女性ホルモンの減少が原因? 

女性ホルモンには髪の毛にハリやコシを与えたり、髪の毛の成長を促す働きがあるのですが、女性は35歳を境に女性ホルモンの分泌量は急速に低下し、40歳以降はピークである25歳頃の半分程度になってしまいます。

ですので、歳を取って女性ホルモンの分泌が減少することにより、髪の毛が薄くなっていくという現象が現れます。

また、老化だけでなく、ストレスを感じることでも女性ホルモンの分泌量が急激に減少する可能性もあります。

そして避妊のためにピルを飲んでいる場合も女性ホルモンのバランスの乱れを引き起こし、びまん性脱毛症を引き起こすことがあります。

ダイエットに関しても、過度な食事制限を行った結果、髪の毛に必要な栄養素が不足し、ホルモンバランスも変化します。

過度なヘアケアは頭皮環境を悪化させてしまう

また、1日に2回以上シャンプーするドライヤーを多用するといった過度なヘアケアを行っていると、頭皮が著しい乾燥状態に陥ることがあります。

頭皮の乾燥は炎症を引き起こし、結果として頭皮環境が悪化し、それが育毛に悪影響を与え、びまん性脱毛症の引き金になることもあります。

改善策 

びまん性脱毛症の場合は、まず原因として考えられるのは女性ホルモンの減少です。

したがって、減少した女性ホルモンを補ってやることで元の状態に戻る可能性があります。

びまん性脱毛症の改善策

女性ホルモンを作る食べ物を摂取 

女性ホルモンを取り入れれば改善する可能性があります。

例えば、納豆や豆腐などに含まれるイソフラボンは体内に入ると、女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをして髪の毛の成長を促進します。

女性用育毛剤にはこのイソフラボンを豊富に含んだ大豆エキスなどを配合しているものも多いので、そういった商品を使用するのも良いでしょう。

ダイエットを中止する 

ダイエットが原因の場合は、ダイエットを中止してしっかりと食事をとって髪の毛の成長に必要な栄養を摂取する必要があります。

同様に、ダイエットをしたことによって女性ホルモンバランスが崩れてしまった際には、それらを元に戻すために健康な食事をしばらく続ける必要があります。

ヘアケアを見直す 

対策としては、

  • シャンプーは1日1回にする
  • ドライヤーをかける前に必ずタオルドライを行い、ドライヤーの使用時間を短くする

などがあります。

頭皮の過度な乾燥の原因は、頭皮に分泌されている保湿効果を持つ皮脂という脂分が洗い流されることにあります。

したがって、髪の毛の乾かし方だけでなく、洗い方も見直した方が良いでしょう。

正しいヘアケアについての詳細はこちらの記事でまとめてありますので参考にしてみてください。
「薄毛改善!絶対にやってはいけないヘアケアと正しい頭皮ケア」

5.その他のはげの病気や脱毛症 

一般的にはげというのは、AGAの代表的な症状である生え際の後退や頭頂部の薄毛がイメージされますが、それ以外にもこのような脱毛症があります。

その他の病気や脱毛症

これらの中には病気として判定され、治療に保険が適用される可能性もあります。

それぞれ症状や詳しいことはこちらの記事を参考にしてみてください。
「発毛治療の全て~AGAはもちろん!その他の脱毛症の治療法も解説!~」

6.まとめ 

いかがでしたでしょうか。

一言で「抜け毛が増えた」といっても、その原因は千差万別で、原因が違えば効果的な対策も異なってきます。

最初のスタートで誤った方向に向かってしまうと、身体の内部が悪い方向に進行してしまったり、いつまでたっても髪の毛が生えてこず、どんどん薄毛症状が進行してしまうこともあります。

このような事態を避けるために、抜け毛・薄毛が気になり始めたら、まず専門のクリニックで医師の診察を受けることをおすすめします。

診察を受けて自分の薄毛の原因が分かった段階で、改めて具体的な薄毛対策について考えていくと良いでしょう。