抜け毛を起こす9の病気!症状や原因などを徹底解説

抜け毛を起こす9の病気!症状や原因などを徹底解説

急激な抜け毛の増加は、病気のサインになっていることがあります。

もちろん抜け毛の原因がすべて病気ではありませんが、病気があるということを知っておくことはとても大事なことです。

今回は、抜け毛を起こす病気を9つ、それぞれの特徴や症状・原因をご紹介します。
病気以外の原因や抜け毛の予防についても触れていきたいと思います。

0.自然脱毛との違い

抜け毛には、自然に抜ける「自然脱毛」と、病気などで起こる「異常脱毛」があります。
自然脱毛は、古い髪の毛が自然に抜ける正常な抜け毛であり、1日おおよそ50~150本ほどです。

異常脱毛は1日200本以上の抜け毛や、部分的な脱毛など明らかにおかしいと思われる抜け毛の量や脱毛があり、このような脱毛が見られた場合は病院へ受診したほうがよいでしょう。

抜け毛は髪を洗うときに1番多いため、洗髪時にいつもよりごっそり抜けるようになったら要注意です。

また、女性の場合は妊娠や出産によってホルモンバランスが乱れ、抜け毛の症状が一時的に現れますが、数ヶ月~半年には自然に治ってきます。

自然脱毛との違い

1.抜け毛の症状が出る病気

抜け毛の症状が現れる病気として、以下の9つがあります。

1.抜け毛の症状が出る病気

抜け毛といえば白血病やがんが思い浮かびますが、がん自体には脱毛症状はなく、抗がん剤の副作用において脱毛症状が出ています。

このように間接的に脱毛を引き起こすものもありますが、ここでは症状として出ているものを解説します。

甲状腺機能低下症(橋本病)

甲状腺機能低下症(橋本病)
甲状腺機能低下症は抜け毛の症状が多く報告されている病気です。一般的に橋本病と呼ばれるものです。

病気から体を守る役割をする免疫が甲状腺を攻撃してしまい、慢性的な炎症を起こして甲状腺の機能が低下し、全身に様々な症状を出します。

甲状腺はホルモンの分泌の役割を持っているので、髪を育てる女性ホルモンの分泌がされなくなってしまい、抜け毛を起こしてしまうのです。

原因は不明ですが、ストレスや妊娠などの変化で発病することがあり、女性に起こりやすい病気です。

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)

甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺機能低下症とは反対に、甲状腺の機能が促進しすぎてしまうことで起こる病気が甲状腺機能亢進症(こうじょうせんきのうこうしんしょう)です。一般的にバセドウ病とよばれるものが多いです。

甲状腺ホルモンが過剰分泌されることによって、新陳代謝に異常を起こしてしまい、ヘアサイクルが乱れて抜け毛が起こってしまうことがあります。

また、バセドウ病の治療のための「メルカゾール」「チウラジール」の薬の副作用によって抜け毛が起こることもあるようです。

こちらも同様に女性に起こりやすい病気で、環境の変化等で発病しやすいといわれています。

膠原病

膠原病
膠原病(こうげんびょう)は病名ではなく、関節リウマチ、強皮症、全身性エリテマトーデスなどの免疫疾患の総称です。

初期は風邪のようですが、徐々に皮膚や筋肉など全身に異常がみられるようになります。
ホルモンバランスの乱れや皮膚の硬化などによって、抜け毛が起こりやすいのも特徴です。

はっきりとした原因は不明ですが、遺伝や免疫異常、ストレスなど環境要因が関係しているといわれています。

脂漏性皮膚炎

脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)はフケやかゆみがみられる頭皮の炎症の病気です。

皮脂が過剰に分泌され、マラセチア菌と呼ばれるカビが増殖していることが原因です。
毛穴に汚れがたまってしまうことで毛が成長しにくくなり、十分に育つ前に毛が抜けていきます。

直接的な原因は不明ですが、刺激の強いシャンプーや生活習慣、ストレスといったものが原因として考えられています。

男女ともに起こりやすく、フケが多くなってきた、かゆみが増えたと感じたら初期症状の可能性があります。

梅毒

梅毒
性病の一つである梅毒(ばいどく)も抜け毛を起こすことが報告されています。

梅毒トレポネーマという菌が原因となり、発熱やバラ疹が特徴ですが、側頭部に小さな円形の脱毛が多く出てくるようになります。

円形脱毛症かと思ったら梅毒だったというケースもあります。

放置しておくと脳や脊髄まで影響が出て命の危険性がありますが、現在はかなり治療の進んでいる病気です。

卵巣のう腫

卵巣のう腫
チョコレートのう腫、漿液性嚢腫(しょうえきせいのうしゅ)など卵巣の異常の総称が卵巣のう腫です。

髪の毛にツヤを与えるエストロゲンは卵巣から分泌されるため、卵巣に異常があると分泌がうまくいかず、抜け毛やボリュームダウンがみられるようになります。

現代は子どもを産む年齢が上がってきたことで排卵回数が増加し、卵巣や子宮に血液などが溜まりやすくなっていることや、ストレスなどの環境要因が原因と考えられていますが、はっきりとはわかっていません。

鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血
頭痛や倦怠感、めまいがみられる鉄欠乏性貧血も抜け毛の要因になります。

血液をつくる鉄分が不足することや、体内で栄養がうまく吸収できなかったことによって全身に酸素や栄養がいきわたらす不調を起こします。

もちろん頭皮にも栄養がいかなくなってしまうので髪を育てることができす、抜け毛を起こします。

過度なダイエットや妊娠・出産による栄養不足や、体質的に鉄分が吸収しにくいことが原因です。

円形脱毛症

円形脱毛症
過度なストレスやアレルギーによって円形脱毛症が起こることがあります。

部分的に抜け毛が起こることが特徴で、抜けてしまうと生えてこなくなってしまうということや、眉や全身の毛まで抜けてしまう全身性の脱毛症もあります。

また、梅毒や免疫疾患など他の病気の症状として現れることも珍しくありません。

AGA(FAGA)


AGA(男性型脱毛症)は男性に起こりやすく、生え際の後退や頭頂部の薄毛や抜け毛がみられます。

男性ホルモンであるテストステロンがより強力なジヒドロテストステロンに変わり、髪の毛の成長を抑制させてしまいます。

遺伝や生活習慣など様々は原因によることが多いといわれていますが、ホルモンの感受性の強さなど体質も関係しています。

更年期障害によって女性ホルモンが減少した女性にもみられることがあり、女性版は「FAGA」と呼ばれます。

2.病気以外の原因

今回は抜け毛の症状がおこる病気を紹介しましたが、抜け毛の原因は病気だけでなく様々です。

加齢によるもの、生活習慣、偏った食生活による栄養不足、ストレスによる一時的な抜け毛…など、生活のちょっとした変化で抜け毛は起こります。

また、季節によっても抜け毛の量は変わりやすく、夏のダメージを受けた秋は抜け毛が増えやすくなっていたりもするんですよ。

3.病気かもしれないと思ったら病院へ

「もしかして病気かな?」と思ったときは、すぐに病院に受診しましょう。

抜け毛や脂漏性皮膚炎など、頭部のみの症状であれば皮膚科ですが、発熱や倦怠感など頭部以外においても異常がみられる場合は内科や婦人科を受診しましょう。

誤診を防ぐため、起こっている症状は全て話すようにしましょうね。

3.病気かもしれないと思ったら病院へ

4.抜け毛を予防するために

病気による抜け毛には、環境や精神ストレスに起因するものも多いため、日頃の生活習慣を意識し、改善していくことで予防をしていきましょう。

まずは自分の生活を見直してみて、バランスの良い食事、適度な運動、睡眠時間…など、心当たりがある部分を少しずつでも改善してみてくださいね。

乱れた生活は疲労が蓄積して不調が多くみられて病気の症状だということに気づけなくなってしまいますので、健康的な生活をすることで病気にすぐ気づけるという面もありますよ。

定期的な健康診断や検査も受けてみてくださいね。

正しいヘアケアといった具体的な対策については、こちらの記事で詳しく説明しています!

5.まとめ

いかがでしたか?

抜け毛の症状が出る病気はたくさんあり、原因がはっきりしていないものが多いことがわかりました。

病気のサインにいち早く気付けることが早期発見・早期治療にも繋がりますので、「病気かな?」と思ったらすぐ病院に受診してみてくださいね。